KING OF STOVE, SVEA 123R
11 03, 2008 | キャンプ関係
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この前チラッと触れましたが、誕生日プレゼントとしてもらったのは、その筋では
有名なOPTIMUS 123R SVEAというガソリンストーブなのです。
現在ではOPTIMUSから発売されていますが、元々はマックススイバート社だそうです。
このストーブは、KING OF STOVEとも呼ばれていますw
1900年当初から、1世紀以上に渡って多少の改良はあったものの、根本的な部分は
変えずに発売され続けています。
スペックはこんな感じです。
右側はスノーピークのギガパワーWGストーブのスペックになってます。
まぁ大昔に作られたストーブですから、スペック上はやはり現代のストーブにはかないません。
ちなみに、上の写真だと風防・ゴトクが付いている状態で、外すとこんな感じ↓
ガソリンストーブでこれよりコンパクトなストーブとなると、もう数えるほどしかありません。
また、この五徳が可動式で、写真では内側に向いていますが、外側にすることも可能。
燃料はメーカー指定はホワイトガソリンになってますが、赤ガスもオッケーらしいですw
赤ガスを使うとよくジェットが詰まるんですが、123Rはセルフクリーニング機構が
標準で装備されています。それがこれ↓
左の写真では、右の写真と比べると真ん中のニップルからクリーニングニードルが出てるのがおわかりでしょうか?
火力調整のネジ(スピンドル)を左にいっぱいに回すとこれが出てきます。
このニードルのおかげで赤ガスを使っても大丈夫ってわけです。
写真で見て分かるとおり、加圧するためのポンプはついておらず、現代的なストーブと
比べると、123Rの構造の単純さがよく分かるのではないかと思います。
構造が単純なので、壊れにくいし、メンテナンスもしやすいので長旅にはもってこいなのです。
ガスストーブをメインで使っておられる方は、火をつけるなんてのは朝飯前ですが、
この加圧をしないタイプのガソリンストーブはそこが結構コツがいるというか、独特。
ガソリンを気化させて燃やすというのが、どのガソリンストーブでも共通なのですが、
加圧を行わないタイプでは、燃料タンクなどを暖めてあげる必要、すなわちプレヒートと呼ばれる作業を行わなければいけないのです。
タンクを暖めると、中の空気が膨張するので、その勢いでガソリンを押し出すってわけです。
まぁ要はめんどくさいわけw
では、以下に123Rの使い方を。
※あくまでも自分なりの使い方です。真似する際は自己責任でドゾ
用意するもの
・123R本体、・ライター、・トイレットペーパーorティッシュ
まずは123Rの風防を外します。
風防は回すようにして上に引き抜いてあげればおっけー。
次に、給油キャップを外して、そこに適当な長さ(5cmとか?)にちぎったトイレットペーパーを
細長くなるような感じにしてあげて突っ込みます。
トイレットペーパーがガソリンを十分に吸ったら、それをバーナーの下の窪みに置きます。
これを燃やしてプレヒートを行うわけですが、プレヒートの方法はこれ以外にも、
・ガソリンをそのままぶっかける(煤がでるのとプレヒート不足になる場合も)。
・アルコールを使う(煤もでないし、アルコールは薬用でもおk)
・メタまたは着火剤を使う(一番スマート。煤もでない)。
などなどあります。
バイクに乗る人であれば、ガソリンを使ったプレヒートが一番手軽でしょう。
次に、風防をかぶせてあげて、火力調整キーを左にいっぱいに回して、
クリーニングニードルを出してあげてガソリンの通り道を掃除。
その後再び右に回してしっかりと締め込む。
そしていざ点火っ!!!
結構な勢いで炎が上がったりする場合があるので注意。さすがにテント内はやばいと思う。
たぶんトイレットペーパーなんかを使った方がプレヒートは長持ちするかと。
トイレットペーパーの火が消えてから、再びライターで点火。
まだまだ内圧が上がりきっていないので、本調子とはならないと思います。
全開ではなく、ちょっと絞った所あたりをキープして、あとは放置しておけば、そのうち火力は
安定してくると思いますw
ちなみに、ガスストーブなんかに比べると音は結構うるさいですw
想像していたよりは静かですが、123Rを消したときには静寂が訪れる、と言えば想像が
つきますかね?
安定してくると火はこんな感じになります。
左が全開、右が一番火力を絞った状態となっています。
思っていたよりは弱火はきく印象ですが、微妙な火力調整は結構難しいと思います。
とろ火なんかを使いたいなら、ドラゴンフライやギガパワーWGストーブを使うべきかと。
以上が123Rの使い方です。
ガスストーブに比べると、火をつけて安定させるまでがめんどくさいです。
自分の場合はプレヒートの作業もなんか儀式みたいで楽しめているからいいんですけどw
最近のストーブでは味わえないこのじゃじゃ馬さがお気に入り(´∀`*)ポッ
このめんどくささえも楽しめる人にはお勧めです。
あと汚くなっても磨けば光るので、完全に盆栽って感じですw
ではノシ
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有名なOPTIMUS 123R SVEAというガソリンストーブなのです。
現在ではOPTIMUSから発売されていますが、元々はマックススイバート社だそうです。
このストーブは、KING OF STOVEとも呼ばれていますw
1900年当初から、1世紀以上に渡って多少の改良はあったものの、根本的な部分は
変えずに発売され続けています。
スペックはこんな感じです。
右側はスノーピークのギガパワーWGストーブのスペックになってます。
OPTIMUS 123R SVEA | ギガパワーWGストーブ | |
使用燃料 | ホワイトガソリン | ホワイトガソリン |
重量 | 550 g | 496 g |
タンク容量 | 120 cc | 520 ml |
出力 | 1300 kcal | 2500 kcal |
ちなみに、上の写真だと風防・ゴトクが付いている状態で、外すとこんな感じ↓
ガソリンストーブでこれよりコンパクトなストーブとなると、もう数えるほどしかありません。
また、この五徳が可動式で、写真では内側に向いていますが、外側にすることも可能。
燃料はメーカー指定はホワイトガソリンになってますが、赤ガスもオッケーらしいですw
赤ガスを使うとよくジェットが詰まるんですが、123Rはセルフクリーニング機構が
標準で装備されています。それがこれ↓
左の写真では、右の写真と比べると真ん中のニップルからクリーニングニードルが出てるのがおわかりでしょうか?
火力調整のネジ(スピンドル)を左にいっぱいに回すとこれが出てきます。
このニードルのおかげで赤ガスを使っても大丈夫ってわけです。
写真で見て分かるとおり、加圧するためのポンプはついておらず、現代的なストーブと
比べると、123Rの構造の単純さがよく分かるのではないかと思います。
構造が単純なので、壊れにくいし、メンテナンスもしやすいので長旅にはもってこいなのです。
ガスストーブをメインで使っておられる方は、火をつけるなんてのは朝飯前ですが、
この加圧をしないタイプのガソリンストーブはそこが結構コツがいるというか、独特。
ガソリンを気化させて燃やすというのが、どのガソリンストーブでも共通なのですが、
加圧を行わないタイプでは、燃料タンクなどを暖めてあげる必要、すなわちプレヒートと呼ばれる作業を行わなければいけないのです。
タンクを暖めると、中の空気が膨張するので、その勢いでガソリンを押し出すってわけです。
まぁ要はめんどくさいわけw
では、以下に123Rの使い方を。
※あくまでも自分なりの使い方です。真似する際は自己責任でドゾ
用意するもの
・123R本体、・ライター、・トイレットペーパーorティッシュ
まずは123Rの風防を外します。
風防は回すようにして上に引き抜いてあげればおっけー。
次に、給油キャップを外して、そこに適当な長さ(5cmとか?)にちぎったトイレットペーパーを
細長くなるような感じにしてあげて突っ込みます。
トイレットペーパーがガソリンを十分に吸ったら、それをバーナーの下の窪みに置きます。
これを燃やしてプレヒートを行うわけですが、プレヒートの方法はこれ以外にも、
・ガソリンをそのままぶっかける(煤がでるのとプレヒート不足になる場合も)。
・アルコールを使う(煤もでないし、アルコールは薬用でもおk)
・メタまたは着火剤を使う(一番スマート。煤もでない)。
などなどあります。
バイクに乗る人であれば、ガソリンを使ったプレヒートが一番手軽でしょう。
次に、風防をかぶせてあげて、火力調整キーを左にいっぱいに回して、
クリーニングニードルを出してあげてガソリンの通り道を掃除。
その後再び右に回してしっかりと締め込む。
そしていざ点火っ!!!
結構な勢いで炎が上がったりする場合があるので注意。さすがにテント内はやばいと思う。
たぶんトイレットペーパーなんかを使った方がプレヒートは長持ちするかと。
トイレットペーパーの火が消えてから、再びライターで点火。
まだまだ内圧が上がりきっていないので、本調子とはならないと思います。
全開ではなく、ちょっと絞った所あたりをキープして、あとは放置しておけば、そのうち火力は
安定してくると思いますw
ちなみに、ガスストーブなんかに比べると音は結構うるさいですw
想像していたよりは静かですが、123Rを消したときには静寂が訪れる、と言えば想像が
つきますかね?
安定してくると火はこんな感じになります。
左が全開、右が一番火力を絞った状態となっています。
思っていたよりは弱火はきく印象ですが、微妙な火力調整は結構難しいと思います。
とろ火なんかを使いたいなら、ドラゴンフライやギガパワーWGストーブを使うべきかと。
以上が123Rの使い方です。
ガスストーブに比べると、火をつけて安定させるまでがめんどくさいです。
自分の場合はプレヒートの作業もなんか儀式みたいで楽しめているからいいんですけどw
最近のストーブでは味わえないこのじゃじゃ馬さがお気に入り(´∀`*)ポッ
このめんどくささえも楽しめる人にはお勧めです。
あと汚くなっても磨けば光るので、完全に盆栽って感じですw
ではノシ
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